全国うまいもの

福岡県

【県庁所在地】福岡市【地方】九州地方
【人口】5,081,144人(2011年10月1日現在)
【特産品】辛子明太子、水炊き、八女茶、博多ラーメン
【県花】ウメ【県鳥】ウグイス
【県木】ツツジ

九州本島の北部に位置し九州では最も人口が多い繁華な県。2つの政令指定都市を抱え、三大都市に次ぐ大規模都市圏である。県庁所在地の福岡市は九州最大の都市で経済・文化・交通の中心。また距離が近い韓国など近隣アジア諸国との交流も盛ん。歓楽街の中洲や、長浜・天神などに多数常設される屋台は全国的にも有名で観光客も多い。

福岡県

明太子【めんたいこ】

博多の人気商品

「明太子」というのは一般にタラコと呼ばれるスケトウダラの腹子を唐辛子漬けにしたもの。ちなみに、メンタイとはスケトウダラの朝鮮名。明太子の発祥地は朝鮮半島で、舌にピリッと来る辛子のきいた味はキムチ漬と共通するところがある。

日本に伝わったのは戦後のことで、比較的新しいが今では博多名物の人気商品に定着している。「ふくや本店」のメンタイコが好評なのは、子どもの頃韓国で育った店主が本場で親しんだ懐かしい味を生かしているからだ。原料にするタラコは12月から3月にかけて産卵のために南下するスケトウダラの真子。これを唐辛子に漬けるのだが、製造方法は残念ながら極秘である。出来上がったメンタイコは塩味と唐辛子の辛味がほどよくなじんでいて見た目にもきれいだ。そのままご飯のおかずや酒の肴にもってこい。

【お問い合わせ】

株式会社ふくや 〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲2-6-10
[TEL]0120-86-2981 [HP]http://www.fukuya.com/

小魚の博多煮【こざかなのはかたに】

カルシウムの王様

玄界灘の海の幸は実に豊富である。タイ、フグをはじめ荒海にもまれて身の引き締まった一級品だ。一方、博多湾沿岸では2~3cmの小エビやいろいろな雑魚が網にかかる。これをおつまみ風に甘辛く煮たのが「博多煮」である。別名、「儀助煮」とも呼ばれるが、かつて博多の中島町に住んでいた宮野儀助が考案したことによる。

作り方は、雑魚をよく洗い、醤油・砂糖・酒・塩などを混ぜ合わせた独自の調味料で煮付ける。それから汁気をしぼり、カラリと干し上げるとでき上がる。

ロに含むと香ばしさがただよい、唐辛子がほどよくきいてカリッとした歯ごたえもよい。小魚を丸ごと食べるのだから、カルシウムたっぷりの健康食品であり、子供のおやつにもなる。もちろん、ビール、酒の肴にも合う。「大盛食品」では注文すると小袋へ入れ、湿気がこないように缶入りにして送ってくれる。

【お問い合わせ】

大盛食品株式会社 〒815-0031 福岡県福岡市南区清水4-8-31
[TEL]092-541-4031 [FAX]092-541-4034 [HP]http://www.taisei-foods.co.jp/

参考資料「名産・珍味全国うまいもの」富士書店刊

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