全国うまいもの

山梨県

【県庁所在地】甲府市【地方】中部地方
【人口】852,855人(2012年4月1日現在)
【特産品】ぶどう、桃、さくらんぼ、ほうとう、信玄餅
【県花】フジザクラ【県鳥】ウグイス
【県木】カエデ

本州内陸部に位置する県。南に富士山、西に赤石山脈(南アルプス)、北に八ヶ岳、東に奥秩父山地など、標高2000mを超す山々に囲まれる。葡萄や桃、サクランボなどの果樹栽培が盛んで、葡萄からのワインの醸造も行われている。また首都圏や中京圏から近い地理的条件を活かして観光農園として観光客を集めているところも多い。

山梨県

あわび煮貝【あわびにがい】

素材の良さがうまさを引き出す

海をもたない山梨県の名産品がアワビというのも不思議である。これには訳があって、江戸時代には駿河湾(沼津)から甲州へ旅立つ荷駄の一隊がよく見受けられた。馬の背にはアウピを醤油漬けにした樽がくくりつけられてあった。長い道中を馬の背でゆられ、目的地に着く頃には味がしみこんで旨味が増したという。うまいのはもちろんのこと栄養価が高く保存もきくので、山国の人たちに重宝されたのであろう。

「かいや」ではこの伝統の味を受け継いでいる。新鮮で特上のアワビのむき身を秘伝の醤油味で数時間煮込んで調味料に漬け込む。煮込むときは、堅くならないように柔らかすぎないようにするのが旨味を出すコツ。調味料は醤油・味醂・ワインなど。

他にキモをつけたままの「磯煮」、「姿煮」、「スモークアバロン」などがある。薄切り、厚切りどちらでもよい。バター焼きのステーキも抜群。

【お問い合わせ】

株式会社かいや 〒400-1508 山梨県甲府市下曽根町3330-1
[TEL]055-266-5181 [HP]http://www.the-kaiya.jp/

ブドウ酒【ぶどうしゅ】

深い味わいのワイン

山梨県勝沼町は日本ーのワインの産地である。この地方は雨が少なく空気が乾燥しているので良質のブドウが実る。勝沼のワインは白には甲州種、赤にはマスカットペリー種を使う。

まず白は皮、実、種を捨てて果汁だけを発酵させ、澄んだものを約1年間樽貯蔵したあと、瓶詰めにして貯蔵する。淡白で香りがよい。
赤は皮、実、種、果汁すべてを発酵させる。そのあと皮、種、カスを取り除き2年間樽貯蔵してからビンに移し貯蔵する。渋み、苦み、酸味があり深い味わいだ。肉やチーズなどに合う。

「まるき葡萄酒」では、手づくり葡萄酒「オリンピア」生産してくれる。これを100本申し込むと5年間は「まるき」の貯蔵庫で保管してくれる。ラベルも自分の好きな図柄を書き込めるユ二−クなシステムが大人気。直送もしてくれる。
コルクを抜いたらその日に飲むこと。保管するときはビンを横にする。

【お問い合わせ】

まるき葡萄酒株式会社 〒409-1313 山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488
[TEL]0120-84-2488 [HP]http://www.marukiwine.co.jp/

参考資料「名産・珍味全国うまいもの」富士書店刊

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